高校時代、自販機でよく見かけた「ミルクティーだぞう」。
あの象のイラストが印象的な紙パックのミルクティー、久しぶりに飲みたくなって探してみたけど、どこにも売ってない…そんな経験、ありませんか?
実は私も同じ経験をしたんです。
カゴメの365シリーズとして販売されていたあの懐かしい味、もう一度飲みたいと思って調べてみたら、ちょっと残念なことが判明しました。
まず最初に要点だけをまとめると……
- ミルクティーだぞうは2012年12月末で製造・販売が完全に終了している
- 製造中止の具体的な理由は公式発表されていない
- 高校の自販機で人気だった理由は学生向けの商品設計だったから
- 現在カゴメは紙パックのミルクティーを販売していない
- 似たような紙パックのミルクティーは他社から販売されている
「えっ、もう10年以上も前に終わってたの?」って驚いた方も多いんじゃないでしょうか。
この記事では、ミルクティーだぞうの製造中止に関する詳細や、なぜ高校の自販機でよく見かけたのか、そして今でも買える似た商品について詳しく解説していきます。
あの頃の思い出と一緒に、懐かしい味を再び楽しむヒントが見つかるかもしれませんよ。
ミルクティーだぞうは製造中止?
結論から言うと、ミルクティーだぞうは2012年12月末で製造・販売が完全に終了しています。
すでに10年以上が経過しており、残念ながら新品を手に入れることはできない状況です。
ここからは、製造終了の時期と理由について詳しく見ていきましょう。
- 製造・販売が完全に終了した時期
- 製造中止になった理由
それぞれ詳しく解説していきますね。
製造・販売が完全に終了
カゴメが展開していた「365シリーズ」のひとつとして親しまれていたミルクティーだぞう。
この商品は2012年12月末をもって製造・販売が完全に終了しました。
時々お問合せをいただくのですが、「365シリーズ」と呼ばれていた365ml 紙パック商品は2012年12月末で製造・販売を終了しています。主に学校の自動販売機に入っていたので、学生時代を懐かしんでお問合せいただきます。 pic.twitter.com/MGCVpos2JS
— KAGOMEお客様相談センター (@kagome_y) May 27, 2016
私も当時はまだ学生で、自販機で見かけなくなったときは「たまたま品切れなのかな?」くらいに思っていたんですよね。
でも実際には、その時点ですでに製造自体が終了していたわけです。
2012年といえば、もう13年近く前の話。
当時高校生だった人も、今では30代になっているはず。
カゴメの365シリーズ全体の見直しの中で、ミルクティーだぞうも終売の対象となったようです。
365シリーズは「365日、毎日飲める」というコンセプトで展開されていた紙パック飲料のラインナップでした。
野菜ジュースやフルーツジュース、そしてミルクティーだぞうのような乳飲料まで、幅広い商品が揃っていたんですよね。
学生時代の思い出の味が、実はこんなに前に姿を消していたなんて、ちょっと寂しい気持ちになります。
製造終了から時間が経っているため、今では在庫品も完全に市場から消えています。
あの頃の味を再び楽しむことは、残念ながら難しいのが現状です。
製造中止になった理由
ミルクティーだぞうが製造中止になった具体的な理由について、実は公式な発表は確認できませんでした。
カゴメの公式SNSや報道を含めて調べてみたのですが、明確な理由は明らかにされていないんです。
これは意外と多くの商品で見られる現象なんですよね。
一般的に紙パック飲料が販売終了に至る理由としては、いくつかのパターンが考えられます。
- 販売数の減少
- シリーズ全体の見直し
- 市場動向への対応
- 製造ラインの効率化
- 原材料調達の問題
ただし、これらはあくまでも一般論。
ミルクティーだぞう個別の詳細理由については、残念ながら「分からない」と言わざるを得ません。
憶測で語るよりも、事実として「公式発表がない」ということを正直にお伝えするのが誠実だと思うんです。
365シリーズ自体が学生世代に人気のあった紙パック飲料ブランドでした。
2000年代から2010年代初頭にかけて、学校の自販機でよく見かけた記憶がある方も多いはず。
しかし、飲料市場は常に変化し続けています。
2010年代に入ると、ペットボトル飲料の種類が爆発的に増え、紙パック飲料の市場シェアも変動していった時期。
市場再編や時代の変化が終了の背景にある可能性は考えられますが、確証はありません。
また、カゴメは野菜飲料を主力としている企業であり、乳飲料であるミルクティーだぞうは本業からやや離れた商品展開だったとも言えます。
企業戦略として、コア事業に経営資源を集中させるという判断があった可能性も。
ただし、これもあくまで推測の域を出ません。
いずれにしても、多くのファンに惜しまれながら姿を消したことは間違いない事実です。
ミルクティーだぞうは製造中止?に関連した疑問と答え
ミルクティーだぞうについて調べていると、製造中止以外にもいろいろな疑問が浮かんできますよね。
「なんで高校の自販機に多かったんだっけ?」「あの象のパッケージの意味は?」など、気になることがたくさん。
ここでは、そんな疑問に答えていきます。
- 高校の自販機での販売が多かった理由
- なぜ「ぞうさん」の絵柄(パッケージ)?
- カゴメは他に紙パックでミルクティーは販売していない?
- 似ている紙パックのミルクティー商品3選
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高校の自販機での販売が多かった理由
ミルクティーだぞうといえば、やっぱり「高校の自販機」というイメージが強いですよね。
私も高校時代、昼休みや放課後によく買っていました。
実は、この商品が高校の自販機でよく販売されていたのには、ちゃんとした理由があるんです。
まず大きな理由として、ミルクティーだぞうは主に学生向けの商品として企画・販売されていたことが挙げられます。
カゴメの365シリーズ自体が、若年層をターゲットにした商品展開をしていたんですよね。
価格設定も学生のお小遣いで買いやすい範囲に設定されていましたし、容量も程よいサイズ。
学校の自販機に導入される商品は、学生の嗜好に合わせて選定されることが多いんです。
自販機の設置業者や学校側も、実際に生徒たちが購入する商品を置きたいわけですから、当然といえば当然ですよね。
ミルクティーだぞうは、そうしたニーズにぴったり応えていた商品。
- 学生が好む甘めのミルクティー味
- 手頃な価格設定
- 紙パックで飲みやすい
- 親しみやすいパッケージデザイン
- 程よい容量で飲み切りやすい
これらの要素が揃っていたから、高校生に支持されたわけです。
また、紙パックという形態も学校の自販機に適していました。
ペットボトルと比べて場所を取らず、飲み終わった後もコンパクトに潰せる点が便利だったんです。
学校によってはゴミの分別ルールが厳しいところもありますが、紙パックなら処理しやすい。
運動部の生徒なんかは、部活の後に一気に飲み干せるサイズ感がちょうど良かったみたい。
私の友人も「午後の授業前に飲むとちょうどいい」って言ってましたね。
甘いミルクティーは糖分補給にもなるので、勉強や部活動で疲れた体にエネルギーをチャージできる飲み物として人気があったんです。
学校という環境に最適化された商品設計と、学生のニーズに合致した味わいが、高校の自販機での販売の多さにつながっていたと言えるでしょう。
まさに「学生のための飲み物」として、多くの高校生の青春の一部になっていた商品だったんですね。
なぜ「ぞうさん」の絵柄(パッケージ)?
ミルクティーだぞうのトレードマークといえば、あの可愛らしい象のイラスト。
一度見たら忘れられない、印象的なパッケージデザインでしたよね。
でも、なんで「象」だったんでしょうか?
実は、この点について正確な公式情報は見つかりませんでした。
カゴメの公式サイトやプレスリリースを探してみたのですが、デザインコンセプトに関する明確な説明は確認できなかったんです。
ただし、いくつか推測できる理由はあります。
まず「だぞう」という商品名と「ぞうさん」の絵柄には、明らかな関連性がありますよね。
- 「だぞう」と「象(ぞう)」の語呂合わせ
- 親しみやすいキャラクターとしての象
- 覚えやすく印象に残るデザイン
- 学生に受け入れられやすい可愛らしさ
このような要素を考えると、マーケティング戦略として非常に理にかなった選択だったと言えます。
象という動物自体、子どもから大人まで親しみを持ちやすい存在。
動物園でも人気者ですし、優しくて賢いというイメージもあります。
「だぞう」という語尾と「象」をかけたネーミングは、覚えやすく親しみやすいキャラクターとして学生の支持を得やすいデザインだったのではないでしょうか。
友達同士で「だぞう買ってこよう」なんて会話が自然に生まれる、そんな親しみやすさがあったんですよね。
また、パッケージデザインとしても秀逸でした。
自販機の中で並んでいる商品の中でも、象のイラストは一目で識別できる。
視認性が高く、「あ、ミルクティーだぞうだ」とすぐに分かるデザインは、商品選択の場面で有利に働きます。
学生たちの間で「象のやつ」「ぞうさんのミルクティー」という愛称で呼ばれていたことからも、デザインの成功が伺えますよね。
ただし、これらはあくまで推測の域を出ません。
正式なデザインコンセプトや象を選んだ理由については、残念ながら「分からない」というのが正直なところです。
もしかしたら、当時の商品開発担当者の中には明確な意図やストーリーがあったのかもしれません。
それが今では明らかにされていないのは、少し残念な気もしますね。
いずれにしても、あの象のパッケージは多くの人の記憶に残る、印象的なデザインだったことは間違いありません。
カゴメは他に紙パックでミルクティーは販売していない?
ミルクティーだぞうが終売になってから、カゴメは他の紙パックミルクティーを販売しているのか気になりますよね。
「カゴメのミルクティー、別の商品で復活してないかな?」と期待した方もいるかもしれません。
結論から言うと、現在カゴメが同様の紙パックミルクティーを販売している情報は見当たりませんでした。
ミルクティーだぞうは2012年に製造販売終了しており、その後継となる商品や、類似した紙パックミルクティーの展開は確認できないんです。
これは、カゴメの事業戦略とも関係していると考えられます。
カゴメといえば、やはり野菜飲料のイメージが強いですよね。
- 野菜生活シリーズ
- カゴメトマトジュース
- 野菜一日これ一本シリーズ
- フルーツ+野菜飲料
こうした野菜・果物系の飲料が、カゴメの主力商品ライン。
ミルクティーだぞうのような乳飲料は、実はカゴメの本来の強みとは少し異なる分野の商品だったんですよね。
私も改めて調べてみて気づいたのですが、カゴメの現在の商品ラインナップを見ると、乳飲料自体がほとんど見当たりません。
365シリーズとして展開していた時代は、幅広い商品展開を試みていた時期だったのかもしれませんね。
企業として事業を絞り込み、得意分野に集中するという戦略は、ビジネスとしては当然の選択。
カゴメは野菜・果物飲料という自社の強みを活かす方向にシフトし、乳飲料からは撤退したと考えられます。
実際、野菜飲料市場でのカゴメのシェアは非常に高く、ブランド力も確立されています。
そこに経営資源を集中させることで、より強固な市場地位を築けるわけですから、合理的な判断だったとも言えるでしょう。
ただ、ファンとしては少し寂しい気持ちもありますよね。
「あの味をもう一度」と思っても、同じメーカーからは手に入らないというのは。
もしカゴメがミルクティー事業を再開することがあれば、それはそれで嬉しいニュースですが、現状ではその可能性は低そうです。
カゴメの紙パックミルクティーを再び飲みたい方は、残念ながら諦めるしかないのが実情。
でも、次の項目で紹介する似た商品なら、今でも購入可能ですよ。
似ている紙パックのミルクティー商品3選
ミルクティーだぞうはもう手に入りませんが、似たタイプの紙パックミルクティーは今でも販売されています。
あの頃の味わいに近い商品を探している方のために、おすすめの3商品をご紹介します。
商品名 | メーカー | 特徴 | 入手しやすさ |
---|---|---|---|
リプトン ミルクティー |
サントリー | 以前から学生や若者に人気 紅茶の風味がしっかりしていて 甘さもちょうど良い |
コンビニ、スーパー、 自販機で広く販売 |
午後の紅茶 ミルクティー (紙パック) |
キリンビバレッジ | 定番のミルクティーブランド まろやかな味わいで 幅広い年代に支持されている |
コンビニ、スーパー、 自販機で広く販売 |
メイトー ミルクティー | 協同乳業 | スーパーや地域によっては 定番の紙パックミルクティー 濃厚なミルク感が特徴 |
スーパー中心 地域により取扱い差あり |
この3商品は、いずれもカゴメのミルクティーだぞうと同様の紙パックミルクティー飲料として販売されています。
それぞれの商品について、もう少し詳しく解説していきますね。
リプトン ミルクティー(紙パック)
リプトンのミルクティーは、紅茶ブランドとしての信頼感が強みです。
紅茶の風味がしっかりしているので、「ちゃんとした紅茶を飲んでいる」という満足感がある商品。
甘さも控えめで、ミルクティーだぞうより少し大人向けの味わいかもしれません。
コンビニや自販機でも見かけやすく、入手しやすいのも嬉しいポイント。
午後の紅茶 ミルクティー(紙パック)
キリンの午後の紅茶シリーズは、もはや説明不要の定番ブランドですよね。
ペットボトルのイメージが強いかもしれませんが、実は紙パック版も販売されているんです。
まろやかな味わいで飲みやすく、幅広い年代から支持されています。
ミルクティーだぞうを飲んでいた世代なら、懐かしい気持ちで楽しめるはず。
メイトー ミルクティー
協同乳業のメイトーは、知る人ぞ知る紙パックミルクティーの名品。
地域によって取扱いに差がありますが、スーパーで見かけることが多い商品です。
濃厚なミルク感が特徴で、「乳飲料としてのミルクティー」という感じ。
ミルクティーだぞうの味わいに一番近いのは、もしかしたらこの商品かもしれませんね。
これらの商品は、スーパーやコンビニでよく見かけられます。
自販機でも取り扱っているところが多いので、見つけたらぜひ試してみてください。
ミルクティーだぞうとまったく同じ味というわけにはいきませんが、紙パックミルクティーの良さは今でも健在。
懐かしい気持ちに浸りながら、新しいお気に入りを見つけるのも楽しいものですよ。
「ミルクティーだぞうは製造中止?」のまとめ
ここまで、ミルクティーだぞうの製造中止について詳しく見てきました。
高校時代の思い出の味が、もう10年以上前に姿を消していたという事実は、ちょっと寂しいものがありますよね。
でも、あの頃の記憶は今でも多くの人の心に残っています。
最後に、この記事の内容をおさらいしておきましょう。
- ミルクティーだぞうは2012年12月末で製造・販売が完全に終了している
- 製造中止の具体的な理由は公式発表されておらず不明
- 学生向けの商品設計と程よいサイズ感が高校の自販機で人気だった理由
- 「だぞう」という商品名と象のパッケージで親しみやすいデザインだったが、由来の正式な説明は見つからない
- カゴメは現在紙パックのミルクティーを販売していない
- リプトン、午後の紅茶、メイトーなど似た紙パックミルクティーは今でも購入できる
ミルクティーだぞうはもう手に入らないけれど、似た商品は今でもたくさんあります。
あの頃の思い出を振り返りながら、新しいお気に入りのミルクティーを探してみるのも良いかもしれませんね。
昼休みや放課後、自販機の前で友達と話しながら飲んだあの時間。
ミルクティーだぞうは、単なる飲み物以上の、青春の記憶の一部だったのかもしれません。
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