プラッシーはどこで買える?現在はもう販売終了ってホント?

プラッシーはどこで買える? 果汁飲料

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プラッシーはどこで買えるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

私も子どもの頃、近所のお米屋さんでよくプラッシーを買ってもらったものです。

あの甘酸っぱいオレンジの味が懐かしくて、最近また飲みたくなったんですが、調べてみると現状はちょっと複雑でした。

まず結論から言うと、以下のような状況になっています。

  • 清涼飲料水としてのプラッシーは2021年に製造終了
  • 現在は「ハウスギャバン」から水分補給ゼリーとして販売
  • 昔のプラッシーとは形状や販売経路が大きく変わっている
  • ゼリー飲料版は主に一部のドラッグストアで購入可能

この記事では、プラッシーの現在の販売状況から、なぜ終売になったのか、そして現在手に入る類似商品まで詳しく解説していきます。

昔のプラッシーを懐かしんでいる方や、現在どこで手に入るのか知りたい方には、きっと参考になる情報をお届けできるはずです。

現在、プラッシーはどこで買える?

現在のプラッシーの販売状況について、詳しく見ていきましょう。

残念ながら、私たちが子どもの頃に飲んでいた清涼飲料水としてのプラッシーは、もう一般販売されていません

でも、完全になくなったわけではないんです。

現在のプラッシーの販売状況を整理すると、以下のようになります。

  • 清涼飲料水版の販売状況
  • ゼリー飲料版の販売経路
  • 購入時の注意点

清涼飲料水版の販売状況

まず、私たちが慣れ親しんだ瓶入りや缶入りのプラッシーについてです。

「プラッシーオレンジ」と「PLUSSY1000 おいしい鉄分」は2021年3月に製造終了となりました。

「プラッシーアップル100」も同年9月に製造を終了しており、清涼飲料水としてのプラッシーは完全に姿を消したのが現状。

コンビニやスーパーマーケット、自動販売機などで見かけることはもうありません。

ネット通販でも、在庫処分品や賞味期限切れの商品以外は基本的に入手困難です。

ゼリー飲料としてブランド名は生き残っている

一方で、プラッシーというブランドは別の形で継続されています。

現在はハウスギャバンから水分補給ゼリーが販売されているんです。

この商品は一部のドラッグストアなどで取り扱いがあり、栄養補助食品のコーナーで見つけることができるでしょう。

オンライン通販では、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入可能です。

購入時の注意点

ゼリー飲料版のプラッシーを購入する際は、いくつか注意点があります。

価格も清涼飲料水と比べると高めに設定されており、1袋(120g)あたり200円前後が相場です。

また、販売店舗が限られているため、事前に取り扱いの有無を確認してから足を運ぶのがおすすめ。

味については昔のプラッシーを再現していますが、ゼリー状のため食感は全く違います。

プラッシーが販売終了したのはなぜ?

プラッシーがなぜ販売終了になったのか、その背景を詳しく見ていきましょう。

実は、プラッシーの終売には複数の要因が絡んでいるんです。

私も調べてみて初めて知ったのですが、単純に売れなくなったからというわけではありませんでした。

プラッシー終売の主な理由を整理すると、以下のようになります。

  • 企業戦略の変化と事業再編
  • 市場環境の変化
  • 流通経路の変革

企業戦略の変化と事業再編

最も大きな要因は、企業側の戦略変更と事業再編でした。

2006年に武田食品工業の清涼飲料事業がハウスウェルネスフーズに移管されたことが転換点となります。

ハウスウェルネスフーズは、プラッシーよりも「C1000」シリーズなどの新しい健康飲料ブランドに注力する方針を打ち出しました。

これにより、プラッシーは主力商品としての位置づけが徐々に薄れていったんです。

企業としては限られたリソースを、より収益性の高い商品に集中させる必要があったということでしょう。

また、プラッシーが持っていた独特の販売ルート(米穀店での販売)も、時代とともに維持が困難になっていました。

市場環境の変化

市場環境の変化も大きな要因でした。

プラッシーが発売された1958年当時と比べて、ビタミンC入り飲料の選択肢は格段に増加。

コンビニやスーパーには、より高機能なビタミンC飲料や様々な栄養素を謳う飲料があふれるようになりました。

プラッシーの「ビタミンCを補給できる」という特徴が、相対的に弱くなってしまったのが実情です。

また、消費者の健康志向も多様化し、単純なビタミンC補給だけでなく、より複合的な栄養価を求める傾向が強まりました。

競合商品の増加により、プラッシー独自の価値提案が薄れてしまったというのが正直なところでしょう。

流通経路の変革

流通面での変化も見逃せません。

プラッシーの最大の特徴だった「お米屋さんが配達してくれるジュース」という販売方法が、時代とともに成り立たなくなりました。

自家用車の普及により米の宅配需要が減少し、米穀店自体の数も大幅に減少。

スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの販売に切り替えたものの、ここでは他の多くの飲料と競合することになります。

昔ながらの重い瓶入り飲料を宅配で届けてくれるという利便性は、もはや現代では差別化要因にならなくなってしまいました。

結果として、プラッシーの独自性を支えていた販売チャネルそのものが消失してしまったのです。

プラッシーの発売から終売までを振り返ろう

プラッシーの長い歴史を、時系列で詳しく振り返ってみましょう。

63年間という長期にわたって愛され続けた商品だけに、その軌跡は非常に興味深いものがあります。

私自身、調べていく中で「こんなことがあったのか」と驚くことが多くありました。

プラッシーの歴史を理解するために、以下のステップで見ていきます。

  1. 創業期(1958年)- ビタミンC入りオレンジジュースとしてスタート
  2. 成長期(1960〜70年代)- 米穀店ルートでの全国展開
  3. 成熟期(1980年代)- 競合激化と一時的な生産中止
  4. 復活期(1998年)- リニューアルによる再挑戦
  5. 転換期(2006年)- ハウスウェルネスフーズへの事業移管
  6. 終焉期(2021年)- 清涼飲料水としての終売

創業期(1958年)- ビタミンC入りオレンジジュースとしてスタート

プラッシーの物語は1958年(昭和33年)に武田薬品工業から発売されたことから始まります。

製造は子会社の武田食品工業が担当し、みかん果汁入り飲料にビタミンCをプラスしたことから「プラッシー」と命名されました。

当時の特徴として、ジュースに似せた食感を演出するためにみかんの絞りかす(みかんパルプ)が混入されており、開栓前によく振って飲む必要がありました。

また、1カートンで1個グラスがついてくるという、今では考えられないサービスも行っていたんです。

母体が製薬会社である武田は小売店への清涼飲料水の販売ルートを持たなかったため、流通経路を米穀店に絞ったのが大きな特徴でした。

成長期(1960〜70年代)- 米穀店ルートでの全国展開

この時期、プラッシーは独自の販売戦略で大きく成長しました。

「お届けします プラッシー」というコマーシャルソングでも有名になり、全国的な知名度を獲得。

米の小売りが主に米穀店の配達によっていた時代背景もあり、その配達のついでに重い瓶入り飲料をまとめて自宅まで届けてくれるという点が大きな売りとなりました。

武田はプラッシーよりも前にビタミン強化米の「ポリライス」を販売していて、すでに米穀店への販売ルートを持っていたことが功を奏したのです。

この時期には、プラッシー以外にもマリンカ(りんご果汁入りの炭酸飲料)、フレッシュサイダーなども展開していました。

成熟期(1980年代)- 競合激化と一時的な生産中止

1980年代に入ると、プラッシーを取り巻く環境は厳しくなりました。

競合商品の増加やびん入り飲料の衰退、自家用車の普及による米の宅配の減少などにより、販売数量が低迷。

結果として、1980年代に一度生産中止となってしまいました。

この時期は、日本の流通業界全体が大きく変化していた時代でもあります。

スーパーマーケットの台頭により、従来の個人商店での買い物スタイルが変化し、プラッシーの販売戦略も見直しを迫られたのです。

復活期(1998年)- リニューアルによる再挑戦

生産中止から約18年後の1998年(平成10年)、プラッシーは復活を果たしました。

復活を望む声や世間の健康志向の高まりを受けて、リニューアル新発売となったのです。

今度は米穀店だけに限らず、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも販売を行うようになりました。

商品ラインナップも拡充され、瓶・缶・ペットボトル(1.5L)含めて、オレンジ、つぶつぶプラッシー、グレープ、サワーアップル、トマト、レモン、プラッシー50などの展開を行いました。

転換期(2006年)- ハウスウェルネスフーズへの事業移管

2006年(平成18年)4月3日から、プラッシーの製造・販売はハウスウェルネスフーズが引き継ぎました。

この事業移管により、プラッシーの位置づけも徐々に変化していくことになります。

しかし、その後も商品展開は続けられ、2008年(平成20年)には誕生50周年を記念して、うんしゅうみかん果汁入り350mlペットボトルの期間限定バージョンが発売されました。

ただし、商品ラインナップは徐々に淘汰され、最終的にはニュープラッシーのみの販売となっていました。

終焉期(2021年)- 清涼飲料水としての終売

そして2021年、ついにプラッシーの長い歴史に幕が下ろされました。

「プラッシーオレンジ」と「PLUSSY1000 おいしい鉄分」は2021年3月に、「プラッシーアップル100」は9月にそれぞれ製造を終了。

これにより、清涼飲料水としてのプラッシーは完全に終売となりました。

ただし、ブランドとしてのプラッシーは完全に消滅したわけではなく、現在はハウスギャバンから水分補給ゼリーとして販売が続けられています。

プラッシーが飲みたい人はハウスのゼリー飲料「プラッシー」がおすすめ!

昔のプラッシーをもう一度味わいたいという方におすすめなのが、現在販売されているゼリー飲料版の「プラッシー」です。

私も実際に試してみたのですが、確かに昔のプラッシーの味を思い出させる商品でした。

形状は変わりましたが、あの懐かしいオレンジの味は健在なんです。

現在のゼリー飲料「プラッシー」について、以下の観点から詳しく解説していきます。

  • 商品の基本情報と栄養成分
  • 味と食感の特徴
  • 購入方法と活用シーン

商品の基本情報と栄養成分

現在のプラッシーは、ハウスギャバンから販売されている水分補給ゼリーです。

基本的な商品情報を表にまとめると、以下のようになります。

項目 内容
商品名 プラッシー(水分補給ゼリー)
内容量 120g
エネルギー 80kcal
果汁含有量 オレンジ果汁10%
ビタミンC 200mg
ビタミンA 100μg(β-カロテン由来)
区分 ユニバーサルデザインフード(かまなくてよい)

栄養面では、昔のプラッシーが持っていた「ビタミン補給」という特長がしっかりと受け継がれています。

1袋あたりビタミンC200mgとビタミンA100μgが配合されており、栄養機能食品として機能面も充実。

主な原材料は糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、オレンジ果汁、ゲル化剤、乳酸Caなどで構成されています。

味と食感の特徴

最も気になる味についてですが、確かに昔のプラッシーを彷彿とさせる味わいです。

オレンジ果汁10%の甘酸っぱく、さわやかな味で、当時の味を知っている人にとっては懐かしさを感じられるでしょう。

ただし、食感は全く異なります。

ユニバーサルデザインフードの「かまなくてよい」区分に該当するほど、非常になめらかで、のどごしの良いゼリー状になっています。

昔のプラッシーにあったみかんパルプのざらつき感はなく、むしろ飲みやすさを重視した設計です。

ゼリーの離水を抑える工夫もされており、最後まで一定の食感を保てるのも特徴の一つ。

購入方法と活用シーン

購入方法については、前述したとおりドラッグストア、オンライン通販などで入手できます。

価格は1袋200円前後と、一般的な清涼飲料水と比べると高めですが、栄養機能食品としての価値を考えれば妥当な価格設定でしょう。

食欲がない時や、固形物を食べにくい時に、おいしく栄養と水分を補給できるのが大きなメリットです。

また、高齢の方や小さなお子さんでも安心して摂取できる設計になっているため、家族みんなで楽しめる商品と言えるでしょう。

懐かしい味を楽しみながら、現代のニーズに合わせた栄養補給ができる、まさに時代に適応したプラッシーの新しい形なのです。

「プラッシーはどこで買える」のまとめ

今回は、プラッシーはどこで買えるのかについて詳しく調査してきました。

私も子どもの頃によく飲んでいた思い出深い商品だけに、現在の状況を知ることができて良かったです。

結論として、昔のプラッシーはもう手に入りませんが、新しい形で継続されていることがわかりました。

この記事の内容を振り返ると、以下のようになります。

  • 清涼飲料水としてのプラッシーは2021年に完全終売
  • 現在はゼリー飲料が販売継続中
  • 終売の背景には企業戦略変更と市場環境変化があった
  • 63年間の長い歴史を持つ愛され続けた商品だった
  • 現在のゼリー版は昔の味を再現しつつ現代ニーズに対応

プラッシーはどこで買えるかという疑問に対する答えは、「形は変わったが今でも買える」ということでした。

確かに昔のような瓶入りや缶入りのプラッシーはもう手に入りませんが、ゼリー飲料として新たな価値を提供し続けています。

一部のドラッグストア、オンライン通販で購入可能なので、興味のある方はぜひ一度試してみてください。

懐かしい味と現代の機能性を両立させた商品として、きっと満足していただけるはずです。

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