サントリー天然水って、実は4種類もあるって知ってました?
私もつい最近まで、サントリー天然水といえば「南アルプス」だけだと思っていたんです。
でも、コンビニでよく見てみると、ラベルのデザインが微妙に違うことに気づいたんですよね。
「あれ?これ、いつものと違うな」って思って調べてみたら、南アルプス、北アルプス、奥大山、阿蘇の4種類もあることが分かったんです。
それぞれの違いをまとめると、こんな感じになります。
- 産地や採水地が全く異なる
- 硬度に差があり、味わいも微妙に変わる
- ラベルデザインが各地域の自然を反映している
- 主な販売エリアが地域ごとに分かれている
普段何気なく飲んでいるサントリー天然水ですが、実はこんなに奥深い世界があったんですね。
この記事を読めば、あなたもサントリー天然水の違いを理解して、旅行先で見かけた時に「あ、これは○○の天然水だ!」って分かるようになりますよ。
それに、硬度の違いが分かると、料理に使う時やコーヒーを淹れる時にも、より美味しく仕上げることができるかもしれません。
サントリー天然水の4種類の違い(産地・硬度・ラベル・販売場所)
サントリー天然水の4種類には、それぞれ明確な違いがあるんです。
私が最初に気づいたのは、ラベルのデザインが微妙に違うことでした。
でも調べてみると、産地、硬度、販売場所まで全て異なることが分かって、本当に驚きましたね。
まず全体的な特徴を整理すると、以下の要素で違いがあります。
- 採水地(山梨・長野・鳥取・熊本)
- 硬度(10〜80mg/L)
- ラベルデザイン(各地域の自然を表現)
- 主な販売エリア(東日本・西日本・九州など)
それでは、各種類の詳しい違いを見ていきましょう。
産地と採水地の特徴
4種類のサントリー天然水は、それぞれ異なる名山から採水されています。
南アルプスは山梨県北杜市の甲斐駒ヶ岳のふもとが水源です。
日本の名水百選にも選ばれている場所で、花崗岩層をゆっくりと通り抜けた雪解け水が使われているんですね。
北アルプスは長野県大町市、雄大な北アルプスの麓から採水されています。
こちらは2021年に新たに加わった比較的新しいラインナップなんです。
奥大山は鳥取県日野郡江府町の大山南壁に広がる、西日本最大級のブナの森が水源となっています。
そして阿蘇は熊本県上益城郡嘉島町、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山のふもとで採水されているんです。
硬度と味わいの違い
硬度の違いは、実際に飲み比べてみると結構分かるものです。
種類 | 硬度(mg/L) | 味わいの特徴 |
---|---|---|
南アルプス | 約30 | キレが良く、すっきりとした味わい |
北アルプス | 約10 | 口当たりが柔らかく、クリーンな味わい |
奥大山 | 約20 | まろやかで甘みを感じる味わい |
阿蘇 | 約80 | しっかりとした飲みごたえと甘み |
全て軟水に分類されますが、特に阿蘇は硬度が80mg/Lと高めで、ミネラル分を適度に含んでいるのが特徴です。
私も実際に飲み比べてみたんですが、阿蘇は確かに他と比べてまろやかさが強く感じられましたね。
ラベルデザインと地域性
各ラベルには、それぞれの採水地の自然が美しく描かれています。
南アルプスのラベルは甲斐駒ヶ岳、ルリビタキ、フクジュソウが描かれているんです。
北アルプスは水色の背景に餓鬼岳、オオルリ、シナノキンバイが表現されています。
奥大山は青色の背景に大山、オオルリ、ダイセンスミレ。
そして阿蘇は阿蘇山、オオルリ、ユウスゲが描かれているんですね。
販売場所と流通エリア
販売エリアも明確に分かれているのが興味深いポイントです。
種類 | 主な販売エリア |
---|---|
南アルプス | 関東・甲信越・東海・静岡 |
北アルプス | 甲信越・北陸・関東の一部 |
奥大山 | 近畿・中国・四国・九州の一部 |
阿蘇 | 九州・中国・四国・近畿の一部 |
ただし、物流や需要によって、同じ地域でも異なる水源の商品が流通することもあるそうです。
だから東京にいても、たまに奥大山や阿蘇のラベルを見かけることがあるんですね。
サントリー天然水の種類の違いに関するQ&A
サントリー天然水について調べていると、よく出てくる疑問が2つあります。
「本当に味の違いって分かるの?」ということと、「なんで名前が変わったの?」という点ですね。
私も最初は同じ疑問を持っていたので、実際に試してみたり、詳しく調べてみました。
この2つの疑問について、詳しく解説していきますね。
- 飲み比べで違いは分かるのか?
- 商品名が変更された理由は?
どちらもサントリー天然水を理解する上で重要なポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
飲み比べると違いが分かる?
結論から言うと、じっくりと飲み比べれば違いは分かります。
ただし、冷やした状態で一口だけ飲んでも、正直なところ違いを感じるのは難しいかもしれません。
私が実際に試してみた時は、常温でゆっくりと味わうことで、それぞれの個性を感じることができました。
特に阿蘇の天然水は、硬度が80mg/Lと他より高いので、明らかにまろやかさが強く感じられるんです。
口当たりがしっかりしていて、飲みごたえがあるというか、ほのかな甘みも感じられました。
一方、北アルプスは硬度が約10mg/Lと最も低い「超軟水」なので、非常に口当たりが柔らかくて、クセのないクリアな味わいが特徴的でした。
南アルプスと奥大山は、どちらも軟水で比較的似ているんですが、繰り返して飲むことで微細な違いを感じ取ることができます。
南アルプスはキレがあってすっきりとした後味、奥大山はよりまろやかで甘みを感じる傾向がありますね。
利き酒ならぬ「利き天然水」をしてみるのも面白いかもしれません。
同じ料理、例えばお米を炊いたり、コーヒーを淹れたりする時にそれぞれ使ってみて、味の違いを比べてみるのもおすすめです。
「サントリー南アルプスの天然水」から名前が変わった理由
これ、私も気になって調べてみたんですが、実はちゃんとした理由があったんです。
もともとサントリー天然水は、1991年に「南アルプスの天然水」として発売されました。
その後、2003年に「阿蘇の天然水」、2008年に「奥大山の天然水」が加わって、複数の採水地から天然水をお届けするようになったんですね。
そして2021年に新たに「北アルプスの天然水」がラインナップに加わったことを機に、ブランド名が「サントリー天然水」に統一されました。
名称変更の背景には、販売量拡大や災害時の安定供給という実用的な理由があります。
かつては水源名を強調した商品名で販売されていたんですが、全国への安定供給を実現するために、複数水源からの供給体制を整える必要があったんです。
これにより、同じ地域でも複数種類が流通できるようになり、災害などで一つの採水地に問題が生じても、他の水源でカバーできる体制が整いました。
また、4つの採水地のどれもが、サントリーが自信を持ってお届けする高品質な天然水であることをより明確に伝えるという意味もあります。
消費者はパッケージのラベル(採水地ごとのデザイン)を見ることで、どの水源の水なのかを直感的に理解できるようになったんですね。
単なる商品名の変更ではなく、サントリーの天然水に対するこだわりと、多様な水源の魅力を発信するブランド戦略の一環と言えるでしょう。
「サントリー天然水の違い」のまとめ
今回はサントリー天然水の4種類について、詳しく解説してきました。
私も最初は「どれも同じでしょ」と思っていたんですが、調べてみると本当に奥が深くて驚きました。
それぞれの天然水には、採水地の自然環境が反映された個性があるんですね。
この記事の内容をおさらいすると、以下のようになります。
- 4種類の採水地(山梨・長野・鳥取・熊本)はそれぞれ異なる自然環境
- 硬度の違い(10〜80mg/L)により味わいも変わる
- ラベルデザインには各地域の山、花、鳥が美しく描かれている
- 販売エリアは地域ごとに分かれているが、流通により他地域でも購入可能
- 飲み比べれば硬度や口当たりの違いを感じることができる
- ブランド名統一は安定供給と品質保証の意味がある
今度コンビニや自販機でサントリー天然水を見かけた時は、ぜひラベルをよく見てみてください。
いつもと違うデザインのものを見つけたら、それは別の採水地の天然水かもしれません。
旅行先などで普段見かけない種類を発見したら、ぜひ飲み比べてみることをおすすめします。
きっと新しい発見があると思いますよ。
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